築40年27坪の平屋をセルフリノベーション!【vol.11】建物の傾きを調べる!

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家の傾きを知る

こんにちは、まったく終わりの見えない我が家のリノベーションですが今日は家の傾きを測定する作業を記事にしていこうと思います。

今回の測定方法はレーザー墨だし器を使って家の土台レベル(高さ)を各ポイントごとに測定していきます。

最近では安価で多機能なレーザー墨だし器も多くありますので、DIYをされる方は一台もっておくととても便利です。

使う道具

・レーザー墨だし器
・スケール
・マジック

建物の傾きが及ぼす影響

建物が傾く原因は地盤の沈下、老朽化、シロアリ被害などさまざまありますが、いずれの原因も放っておいて直るものではないので何らかの対処が必要です。

また建物が傾いていることで耐震性の低下、建具やサッシの不具合、排水不良などの構造上の影響だけだはなく、めまい、頭痛、ストレスや不安感の増加など健康にも悪影響を及ぼしてしまいます。

傾きの許容範囲

住宅の傾きには許容範囲があり、国土交通省の告示によると以下の基準が設けられています。

・新築住宅の場合は、3/1000 未満
・中古住宅の場合は、6/1000 未満

※新築の場合、基準地点から1メートル離れたところの高低差が3ミリ未満という事です。

測定作業

レーザー墨だし器を基準地点に設置する

はじめに基準地点を決めて、そこにレーザー墨だし器を設置します。

今回は家の中央を基準地点にして土台の天端でレベル測定していきます。

レーザー高さの設定

私は慣れていないのでレーザーの高さをキッチリ300ミリに合わせて測定していきます。

まず基準地点にレーザー墨だし器を設置したら土台の天端から水平に300ミリの高さでレーザーが飛ぶように付属のエレベーターで高さを調整します。

レベルの測定

測定したいポイントにスケールを立ててレーザーが当たっている高さを見ます。

レーザーがあたっている目盛りの値を確認します。

墨だし器からの距離が遠くなるにつれてレーザーが太くなりますが、常に線の幅の中央で値を読むことで正確に測定できます。

この場所ではレーザーが297ミリを指しています。

すなわちこの地点での土台天端は基準地点よりも3ミリ高いという事になります。

逆に303ミリを指していたらその場所は基準地点よりも3ミリ低いという事になります。

プラスとマイナスがごっちゃになりそうです。

測定した場所には基準の高さとの差異を書いておきます。

この様に建物全体のレベルを測定していきます。

測定結果

測定した結果は図のとおりです。

図の左上の角が最も低く、右下が最も高い。

建物全体では図の下側が高く上側が低いということが分かりました。

まとめ

今回の測定では基準地点との高低差が最大で20ミリという結果になりました。

基準地点から建物の角までの距離が6750ミリに対して高低差が20ミリという結果自体は国の定める傾きの許容範囲に収まってはいますが、この傾きの原因が何なのかをもう少し検証してみようと思います。

今回は土台の天端で数値を測定したのですが、測定中に感じた事は古い家の場合には土台に使われている木が割れやねじれによって変形している事があるという事です。

このような状況では正確な測定ができない可能性がありますので、今回の測定結果をみて高低差が大きかった箇所は基礎のレベルと桁のレベルも合わせて測定してみようと思います。

そうすることで、沈下によるものなのか木の変形によるものなのかが判るのではないかと思います。

測定結果につきましては改めて追記させていただこうと思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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