床下換気口を取付ける
床下の通気が悪いと、湿気によって木部が腐食してカビが発生したり湿気を好む白アリなどの害虫が発生します。
こうなると建物にダメージを負うだけでなく、住んでいる人間の健康にも影響を及ぼしてしまいます。
床下換気口は床下に空気の流れをつくり地面から上がってくる湿気を屋外に排出する大切な役割りをもっています。
そんな床下換気口ですが、我が家では鉄製の換気口がサビによって壊れてしまい猫の出入り口になってしまっています。
そこで新しい換気口を取付けることにしたのですが、どうやって取り付けたら良いものなのかわかりません。
調べた結果、床下換気口を後付けする場合にはモルタルで取り付けるということを知りました。
少し意外な感じがしましたがお手本どおりに取り付けてみようと思います。
床下換気口を改良する
床下換気口には、ステンレス製やプラスチック製、開閉式のものや防虫網の付いているものなど様々な種類があります。
今回選んだのはヒロセ産業の【ひかり】という製品です。
こちらは開閉機能付きなので通気の量をコントロールできるのが魅力なのですが防虫の網がないタイプなので換気口の裏側に防虫の網を自分で取り付けて改良することにしました。
用意したのは耐久性に優れたステンレスメッシュです。
このステンレスメッシュをカットして換気口の裏からビスで固定します。
ビスを止める際は下穴を開けます。
下穴を開けたらビスで固定して完成です。
これで害虫の侵入を防ぐことができます。
換気口を仮止めする
網張りが完了したら換気口を基礎の開口部に仮止めしていきます。
仮止めは厚塗りができる根太用ボンドを使用します。
換気口の側面にボンドしぼって基礎の内側から取り付けます。
換気口の上面を基礎の天端と水平に保ち左右の隙間を均等にしたら
換気口自体の重みで下がってこないように養生テープで固定します。
※ボンドが固まるまで重さで下がってこないように換気口の下端と基礎の間に合板を挟みました。
モルタルで換気口を取付ける
ボンドが固まり換気口が動かない事を確認したら、モルタルを使って換気口を取付けていきます。
まずは換気口がモルタルで汚れないようにマスキングテープを貼ります。
(自信のある方は必要ありません)
次にモルタルを作ります。
モルタルはセメント1:細砂3の割合で混ぜたら、水を0.5程度を加えて練り上げます。
モルタルを塗る部分の開口部はあらかじめ水で濡らしておくと密着性が高まりモルタルのひび割れ防止にもなります。
側面の隙間を埋めるようにモルタルを詰めたら鏝でならして表面を仕上げます。
側面が仕上がったら同様に下面にもモルタルを塗っていきますが、下面を仕上げる際は水勾配をつけて仕上げます。
(必ず水が外に排出するように勾配をつけます)
ある程度表面が乾いたらマスキングテープを剥がして完了です。
まとめ
今回は床下換気口の取付け作業を書いてみました。
古家をリノベーションしていると様々な発見や学びがあります。
今回も床下換気口の役割や設置の基準など沢山のことを学ぶことができました。
そして今回の作業は換気口の加工から取り付けに至るまですべてを洋菓子職人の妻にやってもらったのですが上手に仕上がったのではないかと思っています。
クリームとモルタル、どこか似ていますもんね?(笑)
今後も古家をリノベーションする様子をお届けさせていただきますので、どうぞよろしくお願いします。
かかった費用
商品名 | 数量 | 単価 | 金額 |
床下換気口 | 10 | @658 | 6,580円 |
根太ボンド | 1 | @751 | 751円 |
合計金額 | ー | ー | 7,331円 |
※鏝などの道具も費用に含んでおりません。
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