ハイゼットの調子が良くない⁉
我が家のダイハツのハイゼットV-S100P型のメンテナンスに関する情報を記事にしています。
このハイゼットですが、最近いまいち調子がよくありません。
気になる個所はいくつかあるのですが、今回はその中でサイドブレーキの警告灯が消えないという症状についてお話します。
普通はサイドブレーキを引くとブレーキのマーク(警告灯)が点灯して、解除すると消えます。
我が家のハイゼットもつい先日まではそうでした。
しかし、ここのところサイドブレーキを解除してもブレーキの警告灯消えません。
厳密に言うと、少し走ると消える時があります。
サイドブレーキを解除すればブレーキを引きずっている感触はないのでブレーキはしっかりと解除される感じです。
そこで考えたのは、
サイドブレーキに付いているセンサーの動作不良が原因かなぁ?
ということで、カバーを外してセンサー周辺を確認してみます。
何だか古いレシートや長年蓄積されたほこりがたくさん出てきます。
センサーを確認すると、汚れてはいるもののセンサーの動きには異常がありません。
センサーが原因でブレーキ警告灯が消えないわけではなさそうです。
そうなると次に考えられるのはブレーキパッドやブレーキシューの摩耗かなぁ?
でも、ブレーキパッドやブレーキシュ―の付近に摩耗を検知するセンサーなんてあっただろうか?
ブレーキの構造につて考えてみる
ブレーキパッドが減る → ブレーキの踏みしろが増える → 踏みしろが増えた分のブレーキオイルが必要 → マスターシリンダーから供給する → マスターシリンダーの油面が下がる → 油面センサーが検知 → 警告灯が点灯 → ん!?
もしかして、単にブレーキオイルの不足?
ということで、ブレーキマスターシリンダーを探すっ。
ない。どこだ?
あった、これだ!
油面を確認する → やはり油面はMINのライン付近にある。
ブレーキフルードをMAXレベルまで補充する。
ブレーキフルードはDOT-3規格のものを使用する。(よく見るとキャップにDOT-3と記載がある)
頼むっ、警告灯よ消えてくれ!
ブレーキフルードをMAXレベルまで補充したら、サイドブレーキのレバーを解除してブレーキ警告灯が消灯するか確認。
緊張の一瞬です。
サイドブレーキ解除 → ブレーキ警告灯消灯!
終わってから考えると、先にブレーキフルードを確認するべきでしたね。
まぁ、何よりも警告灯が消灯してくれてよかったです。
まとめ
ブレーキ警告灯が消えなかった原因は、ブレーキマスターシリンダー内のブレーキフルードの油面低下によるものでした。
今回はブレーキフルードを補充することでブレーキ警告灯が消えないとう問題を解消することができましたが、油面が低下しているという事はブレーキパッドやブレーキシューが摩耗して残量が減っている事が考えられますので点検をしたいと思います。
今回の作業でブレーキの仕組みについて考えるきっかけになったので私的には収穫のある作業となりました。
V-S100PハイゼットにはABSが装備されていませんが、ABSが装備された車ではABSの故障によってもブレーキ警告灯が点灯する事があるようです。
また、2種類以上の警告灯が点灯している場合には、その組み合わせによって警告の内容が変わってくるので取扱説明書を確認の対処してください。
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