DIY塗装を応援!ウレタン塗装のやり方【PG80クリヤーの使い方】

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PG80クリヤーの使い方 クルマ・バイク
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ここではDIYで本格的なスプレーガン塗装を楽しんでいただけるように、できるだけ簡単な設備と手軽に入手できる材料を使って行う本格的な塗装のやり方を紹介します。

ウレタン塗装をするには多くの工程があり一つの記事では読みにくくなってしまうので工程ごとに記事を分けて解説します。

この記事ではレタンPG80のクリヤーについて解説します。

クリヤー塗装の役割

クリヤー塗装のイメージ

クリヤー塗装とは無色透明な塗料を使った塗装のことです。

この無色透明な塗料を塗装の上から塗ることで塗装に光沢をあたえ水に濡れたような艶のある塗装面に仕上げることができるだけでなく、塗膜に強度をもたせ耐久性をアップさせることができます。

PG80で使用するクリヤーの種類

PG80クリヤーの種類

クオーツクリヤーZ

クオーツクリヤーZはメタリックとパール塗装専用のクリヤーで、下地のもどりムラが起きにくいクリヤーです。
※原色と混ぜて使用するにごりでの塗装はできません。
※気温が25℃以上の時はクオーツクリヤーZ(S)の使用を検討してください。

SUクリヤー

SUクリヤーはメタリックカラーの高級仕上げ用クリヤーで、しまりが良く塗り肌が良いという特徴があります。

※原色と混ぜて使用するにごりでの塗装はできません。
※気温が25度以上の時はSUクリヤー(S)の使用を検討してください。

026クリヤー(027クリヤーS)

原色との相溶性が良く主に3コートパールのパールベースを作る時に用いられます。

また、ソリッドカラーに混ぜてにごりで使用することもできます。

026クリヤーはトップコートとしても使用できますが相溶性が良いことからベースカラーのもどりムラを発生させやすいという性質があります。

気温が25℃以上の場合は【027クリヤーS】の使用を検討してください。

用語の意味とイメージ

もどりムラ
上塗りしたクリヤーに下塗りしたカラーが溶けだしてムラになる現象のことで、026クリヤーのように相溶性の良いクリヤーで起こりやすい。
また他のクリヤーでもシンナーの量が多い場合や下塗りの乾燥時間が足りないと発生する。

もどりムラのイメージ

にごり(にごり塗装)
クリヤーに原色を混ぜて塗装することをいいます。
PG80 でにごり塗装をする場合は026クリヤーを使用します。

PG80クリヤー種類別にごり使用の可否

クリヤーの種類026クリヤークオーツクリヤーSUクリヤー
にごり使用の可否
にごり

しまり
クリヤーのように厚みのある塗膜は表面が先に乾燥してしまい、塗膜に蓋をされた状態になってしまいます。そうすると塗膜の内部がいつまでも乾燥できずに膿んだ状態となります。

塗膜は表面から乾燥するが、それに合わせて塗膜内部も硬化が進むことで膿んだ状態になりにくい状態をしまりが良いと表現します。

しまりイメージ

クリヤー別、PGシンナーの配合

下の表はクリヤーの種類別に硬化剤とシンナーの配合を示したものです。
PG80で使用するクリヤーでは、主剤に対しての硬化剤の量は10:1とすべて同じですがシンナーの配合がクリヤーの種類によって違いがあるので使用する際は注意してください。

シンナーの配合量が多いともどりムラが発生しやすくなります。

 主剤 硬化剤PGシンナー
026クリヤー1001035~40
クオーツクリヤーZ100100~10
SUクリヤー100105~20

まとめ

まとめ

今回はPG80のクリヤーの種類と調合について解説しました。

トップコートに使うならクオーツクリヤーかSUクリヤー、ベースコートに使うなら026クリヤーを使用します。

それぞれシンナーの配合量が異なりますので注意してください。

カラーベースの調合方法についてはこちらの記事をご覧ください。

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