セメント瓦屋根を刷毛塗りしてわかった問題点とおすすめできない理由

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自宅DIY
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セメント屋根

ようやく室内の解体作業が完了してスケルトンになった我が家ですが、次は屋根瓦を塗装しようと思います。

瓦はセメント瓦で塗装が剥がれてセメントがむき出しの状態です。

このまま放置すれば近い将来屋根の吹き替えが必要になってしまいそうなので今回のリフォームを機に塗装することにします。

セメント瓦の洗浄

表面が汚れていると塗料のくいつきが悪くなり短期間で塗装がはげてしまいます。

ということで、まずはセメント瓦の洗浄からスタートです。

セメント瓦の表面にあいた無数の巣穴に入り込んだ汚れを高圧洗浄機を使って一気に洗い流します。

一見すると汚れていないように見えますが高圧洗浄をかけることではっきりと違いがわかります。

養生

我が家の場合は外壁やサッシも入れ替える予定なので養生はしませんが、通常は塗料が飛び散ってもよいように養生をしておきます。

下地(シーラー)を塗る

水性カチオンシーラー

セメント瓦を塗装する前にシーラーという下地剤を塗ります。

シーラーは塗料の密着性を高めて塗料の吸い込みを抑制する効果があります。

セメント瓦の表面には無数の巣穴が空いていてこれがスポンジのように塗料を吸い込んでしまうのでシーラーを塗らないと塗料をどんどん吸い込んでしまうので、その分塗料代が高くついてしまいます。

今回は日本ペイントの【水性カチオンシーラー・透明】を使ったのですが、塗っている時は乳白色なのでわかりやすいのですが、乾いてしまうと透明になってしまうので作業を中断するとどこまで塗ったのか分からなくなるので注意が必要です。

シーラーの塗布

シーラーは原液を10%ほど水で希釈して使用します。

刷毛にたっぷりとシーラーを含ませたら瓦の隅々まで吸い込ませるように塗布していきます。

シーラーの塗布後は4時間以上の乾燥させます。

我が家の瓦は吸い込みが多く沢山のシーラーを使用しました。

今回は透明タイプを使用したのですが乾くとどこまで塗ったのかが分からなくなってしまう事があったのでホワイトの方が使い易いかもしれません。

上塗り(1回目)

下地剤のシーラーが乾いたら次は色塗料を塗っていきます。

色塗料はカンペハピオの【水性シリコン遮熱屋根用】のカーボングレーです。

これを2回塗って仕上げます。

説明書きには水で5%以内で希釈すると書いてありますが、

夏場の作業だったこともあって10%ほど希釈して塗り進めます。

我が家はけっして大きい屋根ではありませんが、それでも瓦の枚数は1750枚にもなります。

これを下地剤と上塗りで3回塗ると延べ枚数で5250枚の瓦を塗ることになる訳ですから時間も労力もかかります。

セメント瓦屋根の刷毛塗りはヤメにします。

まだ上塗り1回目の途中ではありますが、刷毛塗りはここでヤメにしようと思います。

理由は時間がかかる割に仕上りが良くないという事です。

刷毛塗りでは丁寧に塗ったつもりでも巣穴や瓦の重なり部分には塗料が入らない場合があります。

塗り残し
上の画像を見ると塗り残しがあったり、巣穴には塗料が入っていないように見えます。

こういった箇所を塗るには刷毛に塗料を浸み込ませて流し入れるしかなく、塗料も多く使ってしまいます。

そして流し入れた塗料は時間が経つと垂れ流れてくるので、それをまた刷毛でならしてやる必要があったりと手間がかかって仕方ありません。

このように刷毛塗りでは時間・労力・お金がかかってしまうことに気付いてしまいました。

この様な理由からセメント瓦の刷毛塗りはおすすめできません。

私も今日で刷毛塗りは終了にすることにしました。

明日からは上手くいくかわかりませんがスプレーガンを使って塗っていこうと思います。

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