ヤフオク!でレストアベースを購入する時の注意点!
バイクのレストアをするにはベースとなるバイクを用意する必要があります。
すでにレストア用の車体を持っている場合を除いては、新たにレストア用の車体を用意しなくてはなりません。
この記事ではヤフオクを利用する前提のタイトルになっていますが、メルカリなどのフリマサイトを利用される方もやり方は同じと考えてください。
レストアベースを購入する前の確認事項4つ
- そのバイク、登録書類はありますか。
- フレームにダメージがある車体は避けた方が無難!
- 部品が手に入らない車種は大変。
- 陸送費の事も考えて!
1、そのバイク、登録書類はありますか?
書類についての記載は無いけど、
きっと登録に必要な書類も付けてくれるだろう。
このような思い込みでの購入は非常に危険です。絶対に避けましょう。
バイクは登録書類が無いと購入後もあなたの名義にする事ができません。
時間とお金と労力を使ってレストアをしても、公的にそのバイクはあなたの物にはならないという事です。
もちろん公道も走れません。
もし、後日そのバイクが盗難車であったことが分かった場合にはトラブルに巻き込まれる事は避けられないでしょう。
あえて危険な道を選ぶよりも、最初から書類が整っている安心な車体を探すことをおススメします。
商品説明に記載されていないものは付属しないものとして考えましょう。
不明点は遠慮なく出品者に問い合わせてください。
ヤフオク等の利用経験が少ない方は出品者に問い合わせる事に抵抗があると思いますが、大丈夫です。
出品者は商品を1円でも高く買ってもらいたいと思っています。きっと丁寧に対応してくれるでしょう。
また、質問をすることで売りてと買い手の距離が縮み親近感が湧くものです。
2、フレームにダメージがある車体は避けた方が無難
フレームにダメージがあるというのには二通りの理由が考えられます。
一つ目は、事故などの強い衝撃によってフレームが曲がってしまっている場合です。
フレームが曲がっているバイクは走行に何らかの支障が出ます。
修復歴ありと記載されている車両はフレームを修復している車両と判断してください。
大きく転倒した形跡がある車体や、ハンドルストッパー周辺に修復跡がみられる場合も事故歴があると判断していいと思います。
フレームはある程度修正ができますが、5~10万円の費用がかかります。
多少値段が高くてもフレームの曲がっていない車体があるのであれば、そちらを選ぶのが得策と言えるでしょう。
二つ目は、フレーム番号を削るなどの細工がしてある場合です。
上の文を読んで感の良い読者様ならピンと来たと思います。
そうです。盗難車の匂いがぷんぷんしますよね。
このようなフレームの付いた車体も書類の無い車体と同様で、改めてあなたの名義で登録する事は出来ないと思っていていいです。
購入する前にフレーム番号がしっかりと読み取る事ができるか確認しましょう。
3、部品が手に入らない車種は大変。
書類もあるしフレームも大丈夫。という事で購入したはいいけれど、いざレストア作業に取りかかった時に必要部品が入手できない車種もあります。
また、希少車や絶版車などでは部品価格が高騰していて入手が難しい場合もあります。
レストアをしたい車種の部品の供給状況や中古部品の市場をチェックしておく事も重要です。
4、輸送費の事も考えて!
最後にバイクの輸送費についてです。
輸送費は運ぶ距離とバイク大きさ(排気量やカウルの有無)によって値段が違ってきます。
さらに不動のバイクには追加料金がかかる場合があります。
また、バイク輸送の特徴としてデポと呼ばれる各地の拠点までの輸送を選ぶ事ができ、その場合は輸送費も少し安くなりますが、デポからは自分で持ってくる必要があります。
主なバイク輸送業者には以下になります。
BAS(ビーエーエス)
I-Line(アイライン)
Redline(レッドライン)
その他多数
それぞれの業者によってサービスや価格に違いがあります。ご自身の用途に合った業者を選定しましょう。
このように、遠方からバイクを購入する際は輸送費も合わせて考える必要があります。
ネットでバイクを購入する際の注意点
評価の少ない出品者には注意せよ!
評価が0の出品者=ヤフオク初心者です。
ヤフオクの初心者がいきなりバイクを出品しようと思うでしょうか?
答えはNOです。
何らかの事情でアカウントが使えなくなった出品者が新しいアカウントで出品しているか、初めから捨てるつもりで作ったアカウントで出品している可能性があります。
やはり、ある程度の取引きの実績があり、かつ良い評価の割合が多い出品者と取引きすることをおススメします。
商品画像は実物の5割増しでキレイに見える!
バイクの場合、ネットの商品画像は実物の5割増しで綺麗に見えてしまいます。
これは出品者の悪意によるものではなく機械的な問題です。
ありのままの状態を撮影しても画像をネットにアップロードすると画面上で綺麗に見えてしまうのです。
メッキ部品やアルミ部品は特に綺麗に写ります。
その中でもエンジンフィンの部分は綺麗に見えても現物はサビサビという事も珍しくありません。
ネットでバイクの商品画像は「実物の5割増し」で綺麗に写ってしまうという事を覚えておいてください。
気になる場合は出品者に詳細画像を送ってもらうなどして確認すると良いでしょう。
まとめ
この記事を読んでいただいた皆様に一番お伝えしたい事は「登録できる車体を入手してください」ということです。
あなたの名義に名義変更が可能かどうかです。
・登録に必要な書類が無い車体は買わない!
・車台番号が無い。または、読み取れないような細工がある車体は買わない!
レストアベースの価格は安ければ安いほど助かります。
しかし、安いものには安いだけの理由があるのも現実です。
あまり価格に惑わされることなく冷静に判断することが必要です。
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