キャンプや車中泊で大人気のポータブル電源ですが、実はポータブル電源が活躍するのはアウトドアのシーンだけではありません。
ポータブル電源があれば、近年多発する異常気象や大規模地震によって電気が止まってしまったとしても家族が使う電気をまかなう事ができます。
しかしポータブル電源なら何でもよいという訳ではありません。
家族で使用するだけの電気をまかなうには2000Whクラスのポータブル電源が必要です。
2000Whクラスのポータブル電源なら電化製品のほぼすべてが使用することができるので災害時でも生活に必要な電源を確保することができてしまうのです。
もちろん災害時だけではなく、アウトドアや車中泊など様々なシーンで快適な時間を提供してくれるでしょう。
では、「どの機種を選んだら良いの?」という事ですよね。
この記事では2000Wクラスのポータブル電源の中から3機種を厳選して、それぞれのスペックや特徴を表にすることで気になる項目を簡単に比較できるようにまとめてみましたのでご覧ください。
比較する機種は以下の3機種!
・pecron ペクロン【E2000LPE】
・BLUETTI ブルーティー【AC200MAX】
・ECOFLOW エコフロー【DELTA2Max】
pecron ペクロン【E2000LPE】
PECRON(ペクロン)は、2012年06月に設立し、営業・開発・製造が三位一体となり 世界各地のお客様のニーズに応える安全で高品質なポータブル電源と ソーラーパネルの開発を目指す先端技術会社です。
E2000LPEの特徴は、スマートフォンのワイヤレス充電機能を備えており、このクラスのポータブル電源としては重量も軽くコンパクトな外観なので持ち運びが容易という魅力があります。
これだけのスペックでありながら価格がリーズナブルというのも大きな魅力です。
注意点としては、対応している周波数が60Hzに限定されるので家電製品を使用する際は60Hzに対応しているかの確認が必要です。
いつでも、どこでも、頼れる電力を!【PECRON (ペクロン) ポータブル電源】
BLUETTI ブルーティー【AC200MAX】
2019年にBLUETTIブランドが創設され2021年に日本法人を設立、東京秋葉原に実店舗を構えるBLUETTIのポータブル電源は多くのメディアで取り上げられている注目度抜群なポータブル電源です。グッドデザイン賞をはじめ数々の賞を受賞しています。
そのBLUETTIブランドの中でもAC200MAXは、スマートフォンでの遠隔操作やワイヤレス充電など便利な機能を兼ね備えた注目の1台です。
本体重量が少し気になるもののユーザーが欲しいと思える機能がたくさん詰め込んであり、多くの方を満足させてくれるでしょう。
ECOFLOW エコフロー【DELTA2Max】
EcoFlowは、2017年に設立され、ポータブル電源や太陽光発電技術、 家庭向けのスマートエネルギーソリューションでリードする会社です。
EcoFlowのDELTA2Maxは、独自技術のX-Boost機能により99%の電化製品を動かすことができ、充電速度は世界最速レベルです。
スタイリッシュなボディーでありながら堅牢な作りで持ち運びやすい設計になっています。
動作音が静かなので部屋の中での使用でもストレスを感じないでしょう。
ワイヤレス充電の機能がないのは少し残念ですが、十分な機能を備えた一台です。
また、エコフローには発電機がラインナップされており、ポータブル電源とセットで揃えたくなるデザインが魅力です。
厳選3機種の「気になる機能」を比較
PECRON(ペクロン) E2000LPE | BLUETTI(ブルーティ) AC200MAX | ECOFLOW(エコフロー) DELTA2MAX | |
製品画像 | |||
電池の種類 | リン酸鉄リチウムイオン電池 | リン酸鉄リチウムイオン電池 | リン酸鉄リチウムイオン電池 |
電池の容量 | 1920Wh | 2048Wh | 2048Wh |
サイクル寿命 | 3500サイクル | 3500サイクル | 3000サイクル |
拡張(最大容量) | 〇 (最大8064Wh)※1 | 〇 (最大8192Wh) | 〇 (最大6144Wh) |
UPS | ✕ | ✕ | ✕ |
BMS | 〇 | 〇 | 〇 |
PSEマーク | 〇 | 〇 | ✕ |
タッチパネル | ✕ | 〇 | ✕ |
スマートフォン連携 | ✕ | 〇 | 〇 |
ワイヤレス充電 | 〇 | 〇 | ✕ |
パススルー充電 | 〇 | 〇 | 〇 |
充電動作温度 | 0~45℃ | 0~40℃ | 0~45℃ |
放電動作温度 | -20~45℃ | -20~40℃ | -10~45℃ |
作業騒音 ※ | 50db以下 | 最大54db | 30db |
本体重量 | 約22㎏ | 28.1㎏ | 約23㎏ |
本体サイズ (幅×奥行×高さ) | 409×256×297㎜ (3辺合計952㎜) | 420×280×386㎜ (3辺合計1086㎜) | 242×497×305㎜ (3辺合計1044㎜) |
保証期間 | 最長2年半 | 4年 | 5年 |
出力
製品画像 | |||
ACポート(100V) | ×6 (合計2000W) | ×5(合計2200W) | ×6 (2000W) |
USB-A | ×3(最大10W) | ×2(合計15W) | ×2(最大12W) |
USB-A(急速) | ×1(最大18W) | ×2(合計36W) | ×2(最大12W) |
USB‐C | ×1(最大18W) | ― | ― |
USB-C(急速) | ×1(最大100W) | ×1(最大100W) | ×2(最大100W) |
シガーソケット | ×1(DC12V/10A) | ×1(DC12V/10A) | ×1(DC12.6V/10A) |
DC5525ポート | ×2(DC12V/3A) | ― | ― |
DC5521ポート | ― | ×2(DC12V/10A) | ×2(DC12.6V/3A) |
RV 12V/30A | ― | ×2(DC12V/30A) | ― |
ワイヤレス充電 | ×1(最大15W) | ×2(最大15W) | ― |
AC出力の詳細 | |||
製品画像 | |||
波型 | 正弦波 | 正弦波 | 正弦波 |
電圧 | 100V | 100V~120V | 100V~ |
周波数 | 60Hz | 50/60Hz | 50Hz/60Hz |
定格出力 | 2000W | 2200W | 2000(2400W) |
最大瞬間出力 | 4000W | 4000W | 4200W |
入力(充電)
ポータブル電源をお得に使う方法
実は、ポータブル電源が活躍する場面はアウトドアや非常時だけではありません。
普段の生活で使用することで電気をお得に使うことができるのです。
それは夜間の安い電力を上手く利用する方法です。
ほとんどの電力会社では深夜電力や夜間電力という形で夜11時~翌朝の7時までの時間帯で通常の3~6割引きで電力を使用することができるというサービスがあります。
安い夜間電力でポータブル電源を充電して、電力が高い日中の時間帯で使うことで差額分の電気代を節約できるという仕組みです。
ただ、近年では多くの電力会社で夜間電力を廃止する方向に舵を切っているようなので、ご自身が契約している電力会社のサービス内容をよく確認する必要があります。
もう一つの方法はソーラーパネルを使って充電する方法です。
別売りのソーラーパネルをポータブル電源に接続して充電すれば、まさに0円で電気を得ることができてしまうのです。
災害時に電気が使えなくなってしまった状況をを考えると非常に心強いアイテムといえるでしょう。
まとめ
家庭の非常用電源という位置づけで有事に備えつつ、普段使いやレジャーでも使用することができる2000Whクラスのポータブル電源が重宝されるでしょう。
今回紹介したポータブル電源はどれも10年以上使用することができます。
この先10年の安心を手に入れると思えば、決して高い買い物ではないはずです。
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