車のヘッドライトが突然ピンク色に!【ヘッドライトから最後の警告】

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いつも暗い夜道を明るく照らしてくれるへッとライトですが長年車を使用しているとある時を境にヘッドライトの色が白からピンク色になる事があります。

はじめのうちは気付かないかもしれませんが、徐々に赤みが強くなってくるのできっと違和感を感じるようになります。

赤いヘッドライト
右のヘッドライトが赤い状態での走行画像

ピンク色の光を放ちますが運転に支障が出るほどに暗くなる訳ではないのでそのまま乗り続けている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし実はこれ、ヘッドライトの電球(バーナー)がもうすぐ寿命を迎える合図なのです。

せっかく電球が交換時期を知らせてくれているのですから、完全に球切れをしてしまう前にバーナーを交換しましょう。

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HIDバーナーの寿命は?

HIDバーナー(電球)の寿命は使用頻度や個体差にもよりますが約2000時間といわれています。

仮に夜間の運転を一日1時間する方なら約5年半くらいでバーナーの寿命を迎えることになり、その半分の使用頻度なら10年くらい使える計算になります。

赤く光るHIDヘッドライト

ちなみに今回バーナーの交換をするホンダのエリシオンは12年でこの症状となりましたのでおおよそ標準的な寿命だったと言えます。

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HIDバーナーの交換は簡単!?

今回、バーナーの交換作業を行った車両はホンダのエリシオンです。

症状があるのは右側のヘッドライトだけですが左側もあわせて交換します。

赤く光るHIDヘッドライト

用意する物は簡単な工具と新品のHIDバーナーのみです。

作業スペースの確保

①右側はブレーキフルードのリザーブタンクを一時的に移動して作業スペースを確保します。
 この時、無理に力をかけてホースを抜かないように注意して下さい。

②左側はヒューズボックスを外してスペースを確保します。

エリシオンのエンジンルーム
作業スペースの確保

ヘッドライトケースのフタを外す

作業スペースが確保できたらヘッドライトケースのフタを外します。

左に回すと外れます。硬い場合はすべり止め手袋があると便利です。

HIDバーナーの蓋
ヘッドライトケースのフタを外す

HIDバーナーのフタを外す

ヘッドライトケースの蓋を外すとHIDバーナーのキャップが見えてきます。

HIDバーナーのキャップを左に回すとHIDバーナーのフタが外れます。

HIDバーナーのフタ

HIDバーナーの取り外し

HIDバーナーは赤い矢印のスプリングクリップが本体金具に引っかかることで固定される仕組になっています。

スプリングクリップは、金属の弾性(もとに戻る力)を利用した固定金具です。

①スプリングクリップを外します。

HIDバーナーの蓋

スプリングクリップを外したらバーナーをまっすぐ引き抜いて取り外します。

HIDバーナーの取外し

新しいバーナーの取付け

HIDバーナー
新しいHIDバーナー

古いHIDバーナーを取り外したら新しいバーナーを装着します。

装着は、取外しの手順と逆の作業をするだけでOKです。

新しいバーナーのガラス部分を指で触ったり油汚れをつけてしまうと故障の原因になりますので気を付けましょう。

油脂汚れが付着してしまった時はきれいなウエスでしっかりと拭き取ってください。

HIDバーナー

装着する時は向きに気を付けて装着してください。

①バーナー側の切り欠きと本体のでっぱりが合うようにはめ込みます。

②ロック金具を所定の位置に引っ掛けてバーナーを固定します。

HIDバーナーの取付け

③バーナーを固定したら銀色の部品(イグナイター)を取付けます。
 イグナイターは少し左に傾けた状態で軽く押し込みながら右に回すと固定できます。

HIDバーナーの取付け

④ヘッドライトケースのキャップを装着します。

HIDバーナーの取付け

⑤最後に作業スペースを確保するために移動したパーツをもとに戻したら交換作業は完了です。

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HIDバーナー交換作業のまとめ

HIDバーナーの交換は比較的簡単にできます。

交換用のバーナーのおすすめは純正部品と言いたいところですが、コスパを考えると車検対応の社外品を選ぶのが賢い選択といえるかもしれません。


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