テーブルソーは木材のカットを効率よく簡単に行う事ができるとても便利な電動工具です。
形状は丸ノコがテーブルに埋め込まれたような形をしているているので丸ノコと同じでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
どうしても片手がふさがってしまう丸ノコと違いテーブルソーの良いところは両手がフリーになるところです。
この事により精密なカットが可能になります。
「DIYで本格的に木工を楽しみたい!」
このようにお考えの方ならテーブルソーがおすすめです。
しかし、テーブルソーは10万円以上する高額なものが多く、購入のハードルが高いことから購入をためらわれている方も多いのではないでしょうか。
そんなテーブルソーですが最近少し事情が変わってきました。
それは、ここに来ていくつかのメーカーから比較的安価なテーブルソーが発売され始めたという事です。
その中でも藤原産業のSK11テーブルソー【STS-255ET】は、木工DIY界のゲームチェンジャーになりうる製品かもしれません。
今回はこのSK11テーブルソーについて、実際に使ってみた感想を記事にしましたので、DIYでもっと本格的な木工を楽しみたい方や、テーブルソーの購入を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
テーブルソーで何ができる?
テーブルソーを使えば簡単にしかも正確に木材をカットすることができるので木工作品を思い通りに作り上げることができます。
例えば家具を作る時には同じの形状の材料をいくつも切り出す必要がありますが、テーブルソーを使えば材料をカットする際に一度セッティングをすれば毎回寸法を計測する作業がなくなるので作業効率が大幅にアップします。
高い精度でカットする際は測定具を使って確実に
テーブルソーには目盛りが刻まれていますが商品が届いた時にこの目盛りが合っているとは限りません。
なので使用する前には刃の角度やフェンスまでの長さの目盛りを調整して使う必要があります。
調整の方法は説明書に記載されていますが、SK11テーブルソーは細かく目盛りの調整ができる構造になっているので簡単に調整することができます。
また、調整には以下の測定具を用意すると良いでしょう。
・コンベックス
・スコヤ
・角度計
・プロトラクター(分度器)
コンベックス
これは必須の測定具ですね。テーブルソーを使った作業では2ⅿサイズのものが使い勝手が良いのでおすすめです。
スコヤ
テーブルソーの刃の高さを測ったり刃の直角を確認する時に使います。
スコヤにはさまざまな種類がありますが、止型スコヤなら直角だけでなく45度も簡単に調整する事ができるのでおすすめです。
木工作業と相性の良いスコヤです。
角度計
角度計は、テーブルソーの刃の傾きを細かく計測する際に使います。
直角や45度ならスコヤで用事が足りますが細かい角度の調整をする場合には角度計が便利です。
底面にマグネットが付いているタイプだとチップソーにくっつけて角度の調整ができます。
プロトラクター(分度器)
マイターゲージの角度を調整する時に使用します。付属のマイターゲージにも角度目盛りが刻まれていますが、プロトラクターを使用すれば正確な角度を出すことができます。
SK11テーブルソーを3年半使ってみて
SK11のテーブルソーを3年半使ってみた感想です。
緊急停止スイッチ、割刃、安全カバー、キックバック防止プレートと安全に使える機能が充実していることにあらためて気付かされます。
天板が広いので作業が楽です。さらに延長テーブルを引き出すことで29センチもテーブルの幅を広げることができるので大きな板材も安定してカットすることが可能です。
私は、パネル状の材料をカットすることが多いのでこの天板はとても気に入っています。
SK11(藤原産業)の製品の多くに言えることですが、取扱い説明書は本当に丁寧に作り込まれていて見やすいので助かります。また同じ価格帯の他メーカーの製品とくらべて保証期間が1年と長いのもうれしいポイントです。
何よりもDIYを楽しむ一人として一番うれしいのは、値段が安いという事です。
なぜこれだけの製品が2万円台なのか不思議なくらいです。
ここまではSK11テーブルソーの良い点を書いてきましたが、しばらく使っていると「もう少しココが〇〇だったらなぁー」なんてところが出てくるものです。
ここからはそんな勝手な意見を遠慮なく書いていこうと思います。
1つ目は、モーターの音が大きいところです。
少し怖さを感じる程の大きさなので、もう少し静かだと助かります。
でも、あまり静かすぎても危ないのかもしれませんけどね。
2つ目は、テーブルインサートがテーブル面とツライチになっていないところです。
これは多くのユーザーが改良を望んでいるではないかと思います。
自分で加工してツライチにする事もできますが、メーカーの方で対策してもらえると助かりますね。
3つ目は、フェンスが細いので安定性に欠けるということです。
フェンスの幅を広くしたらより安定すると思うのですが・・
まとめ
調子にのって改良してほしいところをいくつか書いてしまいましたが、2万円台でこの性能をもったテーブルソーを他のメーカーが出せるのだろうかと考えると、「藤原産業、恐るべし」といった感じです。
私はこのテーブルソーを3年半ほど使用しましたが、本当に私のDIYの幅を広げてくれたアイテムであったと思います。
もちろん現在でも現役で活躍してくれていますよ。
最近ではB級品の安いメラミンボードと廃材で娘用のドレッサーを作ってあげました。
SK11のテーブルソーを使えばこんな作品も簡単に作れるので木工DIYが楽しくなりますよ。
購入を迷っている方はセール時などを狙えば少し安く購入する事もできるので、お得なタイミングを逃さないようにチェックしてみてくださいね。
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