これだけは知っておきたい!薪ストーブを導入する際のお金の話

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薪ストーブ導入前の6項目のチェックシート

チェックシート

薪ストーブのゆらめく炎の前で読書をしながら温かい珈琲を飲む。

こんなゆったりとした時間って憧れますよね。

お洒落なイメージのある薪ストーブですが、導入する前にいくつか知っておいた方が良い事があります。

この記事をきっかけに薪ストーブのネガティブな部分も知ってもらい、納得して薪ストーブライフを楽しんでもらいたいと考えています。

薪ストーブ本体の値段は?

薪ストーブで散財

5千円ほどで購入することができるスチール製の時計型から100万円を超える北欧の有名ブランドの輸入品まで数多くの製品があります。

好みにもよりますが、長く使用する事を想定するのであれば鋳物製の薪ストーブがおすすめです。価格は4万円くらいからありますので、用途や好みで選ぶ事ができると思います。

薪ストーブの設置工事にかかる費用は?

屋根煙突工事

煙突設置工事

薪ストーブと他の暖房器具の大きな違いは、やはり煙突の有無が一番の違いなのではないでしょうか。

薪ストーブの導入には合わせて煙突の設置工事が必要になります。

煙突の設置工事は主に壁から煙突を外に出す方法と、屋根から煙突を出す方法があります。

壁から煙突を出す工事は比較的工事費を抑える事ができますが、天井(屋根)を貫通させて煙突を出す工事は高額になる傾向にあります。

煙突の設置工事は材料費別で20~50万円くらいが一般的なようです。

ストーブの炉台や耐火壁の工事

薪ストーブや煙突の周囲は高温になることから、消防法や建築基準法では防火のために耐火性のある材料で床や壁を作るように規定されています。

既存の壁や床がこの基準に適合していない場合には、適合させるための工事が必要になります。

工事の内容や材料費によって変わってきますが、5万円~の費用がかかります。

燃料の薪は1シーズンいくらかかるの?

薪と金を天秤にかける

薪ストーブの燃料となる薪ですが、この薪の値段が思いのほか高いんです。

私のよく行くホームセンターでは5㎏で約600円で販売されています。

薪ストーブを1時間運転すると約1㎏の薪を消費します。

10時間使用すると10㎏の薪を使うことになるので1200円の燃料費がかかることになります。

下のようなタイプの石油ストーブでは7リットルの灯油を入れると約11時間の燃焼が可能です。灯油が1リットル100円として計算すると10時間で約640円の燃料費がかかることになります。

石油ストーブ

ざっくりですが、薪ストーブは、石油ストーブの2倍の燃料費がかかる事になります。

お世辞にも経済的な暖房器具とは言えないですね。

ただし、燃料となる薪を無料で入手する事ができる方は話が別です。

燃料費は長い目で見れば一番コストが掛かるものです。

その薪を無料で手に入れる事ができる環境にいる方は、設置工事に多少の費用がかかっても薪ストーブの導入を前向きに検討する価値が高いと言えます。

薪の種類やストーブの大きさにもよりますが、1シーズンで使用する薪の量は膨大になります。薪ストーブをメインの暖房器具として使用した場合には、軽トラック2台~3台分の薪が必要です。

軽トラックの積載量が350㎏として、これをすべてホームセンターで購入した場合の経費は、

350㎏÷5㎏=70束

70束×600円=42,000円

軽トラック1台分の薪が42,000円なので2台分なら84,000円、3台分なら126,000円です。

メンテナンス費用はどれくらいかかるの?

煙突掃除

薪ストーブを安全に使用するには煙突のメンテナンスが重要です。

メンテナンスを怠ると煙突の内側に付着したすすに引火した場合、煙道火災となり非常に危険です。

煙突のメンテナンスを業者に依頼した場合は2.5万円~5万円の費用がかかります。

ご自身でやられる方も多いと思いますが、その際は安全第一で作業を行い単独での作業はしないようにしましょう。

煙突掃除に関しての記事を添付しておきますのでよろしければご覧になってください。

3シーズン分の薪を保管できる場所が理想的。

薪小屋

薪ストーブは意外にたくさんの薪を使います。

薪は雨のあたらない風通しの良い場所に保管しておくのが理想です。

割ったばかりの薪は2年ほど乾燥させてから使用しますので、3シーズンの薪を保管できるスペースがあることが理想です。

煙が原因でご近所トラブルの可能性も

ご近所トラブル

近年では薪ストーブの性能が良くなったことで排出される煙の量も少なくなってきました。

しかしながら、薪ストーブは使い初めに火をつけた直後はどうしても煙が多く出てしまいます。

また、風向きも常に一定ではありません。時には上から下に吹き付ける下降気流も発生しますので、ほぼ360度に煙が流れてしまいます。

家の近所に薪ストーブの煙を不快に思うお宅がある場合には御近所トラブルに発展する可能性があるので注意が必要です。

基本的に他人の家から出た煙を快く思う人はいませんので、住宅地においてはこの問題が一番面倒なのかもしれません。

まとめ

まとめ

この記事では、あえて薪ストーブのネガティブな部分に焦点をあてて皆様にお伝えしてきました。しかし決して薪ストーブの魅力を否定するものではありません。

薪ストーブにはこれらのネガティブな部分をすべて払拭するだけの魅力があります。

その一つが癒しの効果です。

焚火の炎のゆらめきを見ていると、なぜか心が癒されますよね。

薪ストーブがあれば毎日この癒しの炎を見て心をリセットすることができます。

そのほかにもお湯を沸かしてコーヒーを入れたり、ちょっとした料理を作ったりしてみてください。不思議ととても美味しく感じられます。

ここまで読んで下さっている方ならきっと薪ストーブの面倒な部分も楽しく感じられるのではないかと思います。

薪ストーブの導入を検討しているけどなかなか決断できないという方は、いっそのこと趣味として薪ストーブを導入してみてはいかがでしょうか。

暖房のコストが気になるのであれば、石油ファンヒーターなどをメインの暖房器具にすれば良いのです。

暖房器具としてではなく趣味で車やバイクを購入するような気持でいいと思います。

薪ストーブは何かと手間がかかりますが、実はその手間が楽しかったりもするものです。

薪ストーブは道楽と言えるかもしれません。ただ他では得られないステータスを感じられるに違いないでしょう。

たしかに薪ストーブにはなにかとお金がかかります。しかし、その分とても幸せな時間をあたえてくれるでしょう。

これを読んでくださった方が幸せな薪ストーブライフをおくれる事を願っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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